STORY
すべてのものは、星の核たるクリスタルから生まれてクリスタルに帰る。命の記憶は受け継がれ、星を豊かにしていく……そんな命の理(ことわり)を乱す者たちがいた。超文明を築き、他星と“融合”して永遠の命を得るテラの民。彼らは若き星ガイアとテラの“融合”をはかるが、逆に自分たちの星が取りこまれる事態を招いてしまう。それでもテラの民は、長き眠りにつきながら、ガイアを自分たちの手に収める時を待っていた。
テラが“融合”に失敗してから5000年――ガイアの文明の中心地「霧の大陸」にて、不穏な動きが起こりはじめる。ガイア乗っ取りの尖兵としてテラから送りこまれた“死神”クジャのさしがねにより、女王ブラネ率いるアレクサンドリア王国が各地へ侵攻を開始したのだ。その都アレクサンドリアにて出会いを果たし、戦乱を止めるべく動き出すジタン、ビビ、ガーネット。それは、彼ら自身の出生の秘密や命の根源たるクリスタルの存在、そして“いつか帰るところ”を知るための、長い長い旅のはじまりだった。