STORY
それは、はるかかなたの世界の物語——。
長くつづいてきた平和は、突如として打ち破られた。パラメキア帝国の皇帝が、己が欲望を満たさんとし、魔界から無数の魔物を呼び寄せて世界征服に乗り出したのだ。
ディスト、カシュオーン、バフスク、サラマンド……世界各地の城や町は、つぎつぎと攻め滅ぼされ、あるいは支配下に置かれていった。パラメキアの侵略に抵抗する反乱軍はフィン王国において立ち上がったものの、帝国の総攻撃により本拠地たるフィン城を奪われ、辺境の町アルテアへと撤退を余儀なくされてしまう。
帝国の襲撃により帰るべきところを失ったフィン王国の若者——フリオニール、マリア、ガイの3人は、反乱軍の指導者ヒルダとその側近ミンウに助けられたことをきっかけに、パラメキア帝国との闘争へと踏み出す。それは、幾人もの同志たちの犠牲を乗り越えねばならない、つらく苦しい戦いのはじまりでもあった……。